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最終更新日:2026年4月
このページでわかること
・GL-10・GL-30・RX-2それぞれの2025年買取相場(コンディション・製造年別)
・GLシリーズとRXシリーズの違いが査定額にどう影響するか
・グランドピアノ固有の「搬出費用問題」と対処法
・カワイグランドとヤマハグランドの中古市場での評価の違い
カワイのグランドピアノは、エントリークラスのGLシリーズとプロフェッショナルクラスのGXシリーズ・EXシリーズに大別されます。また旧ラインナップのRXシリーズは2009年頃まで製造された上位モデルで、現在も中古市場で高い評価を受けています。
| モデル | 奥行き | 主な特徴 | 対応クラス |
| GL-10 | 153cm | カワイグランド最小モデル。家庭設置向け。現行ラインナップのエントリー | エントリー |
| GL-30 | 166cm | GL-10より大型。音量・音色ともに向上。ピアノ教室での採用例が多い | ミドルクラス |
| GL-50 | 180cm | フルコン設計思想を反映した上位モデル。RXシリーズの後継 | 上位クラス |
| RX-1 | 161cm | 旧プロフェッショナルシリーズ。ABS-Carbon搭載世代は特に評価高い | 旧上位クラス |
| RX-2 | 173cm | 旧プロフェッショナルシリーズ中核モデル。音量・表現力ともに秀逸 | 旧上位クラス |
| RX-3 | 186cm | 旧シリーズ最大。コンサートホール対応サイズ | 旧最上位 |
| コンディション | 製造年代目安 | 買取相場(目安) | 備考 |
| 美品(外装きれい・調律済み) | 2015年以降 | 350,000〜500,000円 | 現行モデル需要安定。ヤマハGB1Kと競合 |
| 美品 | 2005〜2014年 | 250,000〜350,000円 | ABS-Carbon世代は特に評価高い |
| 並品(軽微なキズ・使用感あり) | 全時期 | 130,000〜250,000円 | 響板・弦の状態が査定の軸になる |
| 難あり(調律未実施・損傷あり) | 全時期 | 50,000〜130,000円 | 搬出費が差し引かれると手残り減少 |
※定価:693,000〜1,045,000円前後(時期による)。
GL-10は奥行き153cmで、カワイのグランドとしては最もコンパクトなサイズです。音域はグランドピアノとして十分ですが、弦長が短いため低音の厚みという点では上位機種に劣ります。中古市場では「グランドピアノに憧れているが部屋が狭い」という需要層からの引き合いが安定してあります。
GL-10の査定で特に重要なのは響板(サウンドボード)の状態です。グランドピアノの響板は蓋を開けて内側から目視できます。割れ・亀裂がある場合は大幅減額になりますが、割れがなく艶が残っていれば高評価につながります。
| コンディション | 製造年代目安 | 買取相場(目安) | 備考 |
| 美品 | 2015年以降 | 500,000〜700,000円 | ピアノ教室・プロ個人からの需要が高い |
| 美品 | 2005〜2014年 | 350,000〜500,000円 | 調律・整音の状態が重要 |
| 並品 | 全時期 | 200,000〜350,000円 | 鍵盤アクション整調の有無で差が出る |
| 難あり | 全時期 | 80,000〜200,000円 | 響板割れは大幅減額。搬出費も考慮 |
※定価:990,000〜1,430,000円前後(時期による)。
GL-30は奥行き166cmで、GL-10から13cm大きくなります。この13cmの差は弦長に直結し、特に低音域の響きが豊かになります。ピアノ教室での本格的なレッスン用としてよく選ばれるサイズで、「教室の閉鎖・先生の引退」に伴う買取依頼が多いのもGL-30の特徴です。
GL-30の査定で特に重視されるのはアクション整調の状態です。グランドピアノのアクションは複雑な機構で、整調(各部の調整)が適切に行われていないとタッチが不均一になります。「最後に整調を行った時期」を事前に確認しておくと査定がスムーズです。
| コンディション | 製造年代目安 | 買取相場(目安) | 備考 |
| 美品(調律・整音・整調済み) | 2000〜2009年 | 600,000〜850,000円 | ABS-Carbon搭載後期型は特に高評価 |
| 美品 | 1990〜1999年 | 400,000〜600,000円 | 90年代製でも整備済み個体は高評価 |
| 並品 | 全時期 | 250,000〜400,000円 | 整備歴の有無が大きく影響 |
| 難あり(要修繕) | 全時期 | 100,000〜250,000円 | 専門業者なら修繕販売ルートあり |
※RX-2は2009年頃に製造終了。現行の後継はGL-50に相当します。
RXシリーズはカワイが「プロフェッショナルグレード」として製造した上位ラインです。RX-2は奥行き173cmで、ヤマハC3に相当するサイズです。最大の特徴はカワイ独自のアクション設計で、グランドピアノとしてのレスポンスの良さがプロ演奏家からも評価されています。
RX-2の中古市場での評価:
「カワイのグランドはヤマハより安い」という認識が一般的ですが、RX-2については音楽家・ピアノ講師の間での評価が高く、「同サイズのヤマハC3より音色が好み」という需要が継続的に存在します。専門業者であればRX-2の本来の価値を正しく評価できます。
グランドピアノの響板は木製で、音の増幅装置として機能します。響板に割れや亀裂が生じると修復が困難で、査定額に大きな影響を与えます。大屋根を開けて内側から確認できます。
グランドピアノは脚を外して搬出するため、アップライトより搬出作業が複雑です。特に以下の条件では追加費用が発生する場合があります。
| 搬出条件 | 追加費用の目安 | 対処法 |
| 2階以上・エレベーターなし | 30,000〜80,000円 | 事前に業者へ伝え、搬出費込みの査定額を確認 |
| クレーン作業が必要な場合 | 50,000〜150,000円 | 複数業者で搬出費を比較。高額なら別途手配も検討 |
| 搬出通路が狭い・障害物あり | 20,000〜50,000円 | 事前に経路を確認・写真を送って見積もりを依頼 |
注意:査定額から搬出費が差し引かれる場合、「手取り額」は査定額より大幅に下がることがあります。必ず「搬出費込みの買取額」を明示した見積もりを複数社から取ってください。
グランドピアノは定期的な調律に加え、整調(アクションの調整)と整音(ハンマーフェルトの調整)が必要です。これらを定期的に行っている証明(調律師の記録)があると査定の信頼性が上がります。
カワイのグランドピアノは、大屋根を開けて内部フレームの高音部(右側)上面に製造番号が刻印されています。型番は前板(鍵盤蓋の上部)の裏側または取扱説明書に記載されています。
