ベーゼンドルファーピアノの買取相場はいくら?インペリアル97鍵を含むモデル別価値を解説

ベーゼンドルファーピアノの買取相場はいくら?インペリアル97鍵を含むモデル別価値を解説

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最終更新日:2026年4月

 


この記事のポイント

・ベーゼンドルファーは世界三大ピアノの一角。総生産台数わずか約5万台の超希少ブランド

・97鍵のModel 290「インペリアル」は世界で最も鍵盤数の多いピアノとして唯一無二

・2007年からヤマハの子会社となり製造継続中

・査定できる業者はスタインウェイより少ない。業者選びが損益の分かれ目

 

ベーゼンドルファーとは?ウィーンが生んだ世界三大ピアノ

ベーゼンドルファーは、1828年ウィーンにて、イグナーツ・ベーゼンドルファーによって創業され、ウィーンの音色(ウィンナートーン)の代名詞となったピアノメーカーです。フランツ・リストの激しい演奏に耐え抜いたことでも知られ、その人気を長らくスタインウェイと二分してきました。生産台数はとても少なく、現在までの総生産台数は約50,000台しかありません。

 

項目 詳細
創業 1828年(オーストリア・ウィーン)
称号 オーストリア皇帝より宮廷御用達ピアノ製造業の称号(創業2年後)
総生産台数 約50,000台(スタインウェイの年間生産台数より少ない)
年間生産台数 約300台(超少量生産)
現在の親会社 ヤマハ株式会社(2007年から子会社化)
最大の特徴 97鍵のModel 290「インペリアル」(通常88鍵に対し9鍵拡張)
音色の特徴 ウィンナートーン。重厚感がありながら甘美な音色。倍音が豊か

 

ベーゼンドルファーだけが持つ「97鍵」の意味

「インペリアル」とも呼ばれる最上位機種のフルコンサートグランドピアノ「モデル290」がベーゼンドルファーの代表機種で、標準の88鍵の下にさらに4〜9組の弦が張られ、最低音を通常よりも長6度低いハ音とした完全8オクターブ、97鍵の鍵盤(エクステンドベース)を持つピアノとして有名です。

 

鍵盤の数が多いほど響板への振動数が増し、倍音の広がりがお部屋やコンサートホールの隅々まで伝わります。この97鍵という構造はベーゼンドルファー独自のものであり、他のいかなるメーカーも実現していない唯一無二の仕様です。

 

モデル別の特徴と買取相場

 

モデル名 奥行き・鍵盤数 特徴 買取相場目安
Model 155・168 155〜168cm・88鍵 家庭向けグランド。ベーゼンドルファーの中では最も一般的なサイズ 数十万円〜数百万円
Model 170・200 170〜200cm・88鍵 サロン・スタジオ向け。買取市場での需要が安定。状態が良ければ高評価 数百万円規模も
Model 225 225cm・92鍵 92鍵の拡張モデル。コンサートグレード 高額案件
Model 290「インペリアル」 290cm・97鍵 世界最大の鍵盤数を持つフルコンサートグランド。バルトーク・ドビュッシー・ラヴェルの作品を完全再現できる唯一のモデル 最高額。数百万円〜
アップライト(130・131系) 各種・88鍵 現行ラインナップのアップライト。ウィーンの音色をアップライトで体験できる 数十万円〜

 

※相場は状態・製造年・オーバーホール歴・付属品の有無により大きく変動します。ベーゼンドルファーはスタインウェイ同様、業者によって査定額に大きな差が出るため、必ず複数業者に相談してください。

 

ベーゼンドルファーの買取で特に注意すべきポイント

 

① 「スタインウェイより取り扱える業者が少ない」問題

 

スタインウェイは日本での認知度が高く、専門業者も多数います。一方ベーゼンドルファーは日本での流通台数が極めて少ないため、査定・売買の経験を持つ業者がさらに限られます。知識のない業者に依頼すると、「取り扱えない」「わからないから安くしか出せない」という状況になります。

 

② ヤマハの子会社になってからの個体と旧ウィーン時代の個体

 

2007年以降はヤマハの子会社として製造されています。コレクターの間では「ヤマハ傘下以前の旧ウィーン時代の個体がより価値が高い」とする見方があります。ただしどちらも質の高いピアノであり、買取市場では製造年と状態が評価の基準になります。

 

③ 「年間300台しか作られない」希少性の意味

 

年間300台という、少量生産体制を取っているからこそ、お客様それぞれのご要望にお応えすることができます。この少量生産がベーゼンドルファーの希少性の根拠です。スタインウェイの年間生産約2,500台と比べても圧倒的に少なく、市場での流通数が限られることが中古での価値維持につながっています。

 

査定前に準備すること

 

     

  1. 製造番号の確認:グランドは大屋根内部フレーム高音部右側に刻印
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  3. 鍵盤数の確認:88鍵・92鍵・97鍵のいずれかを確認(モデル特定に直結)
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  5. 調律・整音の記録を探す:ベーゼンドルファーは年2〜3回の調律が推奨されており、記録があれば査定プラス
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  7. オーバーホール歴を確認する:修繕歴があれば証明書類を探す
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  9. 購入証明・保証書を探す:なくても査定は可能だが、あれば有利

 

よくある質問(ベーゼンドルファー)

Q. ベーゼンドルファーとスタインウェイ、どちらが高く売れますか?
一概にどちらが高いとは言えません。スタインウェイは認知度が高く査定できる業者が多いため、競争が起きやすい分よい査定を引き出しやすい場合があります。ベーゼンドルファーはウィーンの音楽家・コレクター層に特別な需要があり、専門業者経由だと高い評価が出るケースがあります。
Q. 100年以上前のベーゼンドルファーでも買取できますか?
はい。ベーゼンドルファーは古い個体ほど稀少で、状態とオーバーホール歴次第では100年前の個体が非常に高く評価されることがあります。戦前製のインペリアルは「幻の名器」として扱われるケースもあります。
Q. ヤマハの子会社になってから価値が下がりましたか?
製造品質はヤマハの支援により安定しており、音楽的価値は変わらないとされています。コレクター市場では旧ウィーン時代の個体を好む傾向はありますが、2007年以降の個体も正当に評価されます。

 

 

ピアノを高く売るための5ステップ

ピアノを高く売るための5ステップ

     

  1. 型番・製造番号を確認する

    アップライトは天屋根内部のフレーム右上、グランドは大屋根を開けてフレーム高音部右側に記載されています。型番があることで、相場の確認と業者への伝達がスムーズになります。
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  3. 外装を清掃する

    乾いた柔らかい布で表面のホコリを拭き取ります。ピアノ専用クリーナーを使う場合は塗装を傷めないよう注意。視覚的な第一印象は査定額に影響します。
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  5. 付属品を揃える

    ピアノ用椅子・保証書・カバー・ヘッドフォン(サイレントモデルの場合)を揃えておきましょう。なくても査定は受けられますが、あれば加点要因になります。
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  7. 複数業者に同時査定を依頼する

    同じピアノでも業者によって査定額に20,000〜50,000円の差が生じることがあります。1社で決めず、最低2〜3社に依頼しましょう。一括査定サービスを使えば1回の申し込みで複数業者に依頼できます。
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  9. 搬出経路を事前確認する

    2階以上・エレベーターなし・搬出通路が狭い場合は事前に業者に伝えましょう。搬出費用が買取額から差し引かれる場合があり、事前確認が最終的な手取り額を左右します。