ボストンピアノの買取相場はいくら?GP156・GP178など型番別の実勢価格と査定のコツ

ボストンピアノの買取相場はいくら?GP156・GP178など型番別の実勢価格と査定のコツ

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最終更新日:2026年4月

 


この記事のポイント

・ボストンはスタインウェイ&サンズが設計・開発した上位セカンドブランド(1991年誕生)

・GP178IIで120万円・GP156IIで85万円の買取実績がある高額ピアノ

・「スタインウェイより安いが、ヤマハ・カワイより高い」という独自の市場ポジション

・初期モデル・IIシリーズ・PEシリーズの世代差が査定額に大きく影響する

 

ボストンピアノとは?スタインウェイが設計した上位ブランド

Boston PianoはSteinway&Sons社がセカンドラインとして日本の大手(YAMAHA、KAWAIなど)と同じ層をターゲットにし、1991年に販売を開始したメーカーです。

 

スタインウェイが設計し、日本のカワイが製造するという異色の組み合わせで誕生したボストンは、スタインウェイのピアノ設計思想を搭載しながら、価格帯をヤマハ・カワイと同等に抑えたブランドとして日本市場に投入されました。

 

項目 詳細
設計 スタインウェイ&サンズ(Steinway & Sons)
製造 カワイ楽器製作所(日本製)
販売開始 1991年
最大の設計的特徴 スタインウェイ特許「デュープレックス・スケール」・「ワイドテイル設計」・「シトカスプルース響板」
世代 初期型 → IIシリーズ(改良版)→ PE(パフォーマンスエディション)→ PEII(現行)
販売チャンネル スタインウェイ・ジャパン株式会社が販売

 

ボストン独自の技術「ワイドテイル設計」とは

ボストングランドピアノは、革新的な「ワイドテイル」設計によって、同様の奥行を持つ他のピアノより大きな響板面積を備えています。この幅の広い構造のケースにより、奥行178cmのボストングランドピアノが、奥行188cmの他社製ピアノと同じ大きさの響板面積を持つこととなり、パワフルで豊かな音を生み出し、実際より大きなサイズのピアノを演奏しているかのような感覚を実現します。

 

つまり、奥行き178cmのボストンGP178は、国産ブランドの188〜195cm相当の音量・響きを持ちます。これは「同価格帯で一回り大きな音が出る」という実質的な優位性です。

 

ボストン グランドピアノ モデル別の特徴と買取実績

 

モデル 奥行き 特徴 買取実績・相場目安
GP-156 / GP-156II 156cm ボストン最小グランド。ワイドテイル設計で実際より大きな響き。家庭設置向け GP156II(2008年):850,000円実績あり
GP-156PE / GP-156PEII 156cm パフォーマンスエディション。アクション大幅改良・オクタグリップピンブロック採用 GP156PE(2012年):数十万円〜
GP-178 / GP-178II 178cm 最も人気の高いモデル。188cm相当の響板面積。ピアノ教師・音楽家からの需要が高い GP178II(2011年):1,200,000円実績あり
GP-193 / GP-215・GP-218 193〜218cm 大型モデル。コンサートグレードに近い仕様 高額案件。要専門業者

 


買取実績の根拠:GP178II(2011年製)120万円・GP156II(2008年製)85万円の実績が確認されています(2025年時点の公開情報より)。同じモデルでも製造年・状態・世代(初期型/II/PE)によって大きく異なります。

 

「初期型 → II → PE → PEII」世代差が査定額に与える影響

初期のボストンは音の立ち上がりが遅い・GP178の次高音域がズレやすい等の問題がありました。ボストンはこれらの問題を解決するためにBoston IIシリーズを発表。全体的に改良が加えられ、狂いが減って音が安定したとの評価を受けます。さらに2009年、打鍵部分(アクション)に大きな改良を加えたPerformance Editionを発表。

 

世代 発売年目安 査定上の評価
初期型(無印) 1991〜1990年代中頃 音のズレ問題が指摘された世代。査定では状態確認が特に重要
IIシリーズ 1990年代後半〜2009年頃 改良済み世代。安定性向上。現在の中古市場での主力
PE(パフォーマンスエディション) 2009〜2019年頃 アクション大幅改良・ピンブロック改善。買取市場での評価が高い
PEII(現行) 2019年以降 内装材・フレームカラー等を刷新。最新世代として高評価

 

ボストン アップライトピアノの買取相場

モデル 特徴 買取実績・相場目安
UP132II(132cm) ボストンアップライトの主力。スタインウェイ設計のアクション UP132II(2001年):550,000円実績あり
UP118EPE(118cm) コンパクトモデル。PE世代の改良仕様 UP118EPE(2013年):350,000円実績あり
UP125E(125cm) 中型アップライト UP125E(1998年):250,000円実績あり

 

ボストンを高く売るための査定ポイント

 

     

  1. 型番・世代を正確に伝える:「GP178」と「GP178II」「GP178PE」では評価が異なります。型番プレート(大屋根内部または前板裏)を確認してください
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  3. 調律の実施状況を確認する:ボストンはスタインウェイ系の構造を持つため、定期的な調律・整調が評価に影響します
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  5. スタインウェイ専門業者に相談する:ボストンはスタインウェイ・ジャパンが販売する商品のため、スタインウェイを取り扱う業者の方がボストンの価値を正確に把握していることが多い
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  7. 付属品を揃える:椅子・カバー・取扱説明書・保証書

 

よくある質問(ボストンピアノ)

Q. ボストンとヤマハCXシリーズ(C3Xなど)、どちらが高く売れますか?
同サイズで比較した場合、国産ブランドの認知度があるヤマハの方が一般的に若干高いケースが多いです。ただしGP178クラスはスタインウェイ設計の付加価値が加わるため、専門業者では同等以上の評価が出ることもあります。
Q. 初期型(1990年代前半)のボストンは売れますか?
はい、売れます。ただし初期型は音の狂いやすさが指摘されていた世代のため、調律・整調の状態が特に重要です。状態が良ければIIシリーズに近い評価を得られるケースもあります。
Q. 「カワイが製造した」という点は査定に影響しますか?
「スタインウェイが設計したピアノ」という点が主な価値であり、「カワイが製造した」という点は通常は査定のマイナス要因にはなりません。スタインウェイブランドとしての価値で評価されます。

 

 

ピアノを高く売るための5ステップ

ピアノを高く売るための5ステップ

     

  1. 型番・製造番号を確認する

    アップライトは天屋根内部のフレーム右上、グランドは大屋根を開けてフレーム高音部右側に記載されています。型番があることで、相場の確認と業者への伝達がスムーズになります。
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  3. 外装を清掃する

    乾いた柔らかい布で表面のホコリを拭き取ります。ピアノ専用クリーナーを使う場合は塗装を傷めないよう注意。視覚的な第一印象は査定額に影響します。
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  5. 付属品を揃える

    ピアノ用椅子・保証書・カバー・ヘッドフォン(サイレントモデルの場合)を揃えておきましょう。なくても査定は受けられますが、あれば加点要因になります。
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  7. 複数業者に同時査定を依頼する

    同じピアノでも業者によって査定額に20,000〜50,000円の差が生じることがあります。1社で決めず、最低2〜3社に依頼しましょう。一括査定サービスを使えば1回の申し込みで複数業者に依頼できます。
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  9. 搬出経路を事前確認する

    2階以上・エレベーターなし・搬出通路が狭い場合は事前に業者に伝えましょう。搬出費用が買取額から差し引かれる場合があり、事前確認が最終的な手取り額を左右します。